フランンス政府も大感激! アメリカ人芸術コレクター夫妻が《まず》187点に及ぶ名作を、オルセー美術館に寄付 !  

セーヌ川沿いに建つパリのオルセー美術館は、19世紀以降20世紀のコレクションが約4000点、特に沢山の印象派作品が鑑賞できるコレクションで有名。興味深い企画展も随時開催され、2013年に開催された《フレンチ・パッション、マーレーン&スペンサー・ヘイズ・コレクション展》もその一つ。このヘイズ夫妻はアメリカ人コレクターで、1970年代から芸術品のコレクションを始め、80年代にはボナール、モーリス・ドニといったミステリアスな絵画に魅了され、ナビ派のコレクション中心に次々にコレクションを増やした。

マチス、カイユボット、ドガ、ヴュイヤールなど、19世紀と20世紀初期の作品合わせて600点を収集、現在の価値に換算すると3億五千万ユーロをコレクションしたスペンサー氏は《芸術は、万人のものであるべき。自分たちは、一時期の管理人だっただけ。》と、作品をフランスに里帰りさせ、オルセー美術館に展示を希望。同美術館宛に寄付する意思を発表した。

2016年10月、仏大統領邸エリゼ宮でオランド大統領はヘイズ夫妻にレジオンドヌール勲章を授与、その寛大な行為を讃えた。今回発表された第一回の寄付内容は、69点のナビ派の作品を含む187点の絵画。この分だけで1億7300万ユーロの価値があると推定されている。

これを受けたオルセー美術館は将来900平方メートルの《ヘイズ・コレクション展示室》を用意すると発表をした。・・・

 

PHOTOS 1及びタイトル部_ Portrait de Marlene et Spencer Hays © Photo Nicolas Krief –

PHOTOS 2_ Gustave Caillebotte (1848-1894) Nature morte au homard, 1883 Huile sur toile, 38 x 55 cm © Droits réservés

PHOTOS 3_Amadeo Modigliani (1884-1920) Portrait de Chaïm Soutine, 1917 Huile sur panneau, 79 x 54 cm © Droits réservés

PHOTO 4_ Édouard Vuillard (1868-1940)Les Couturières, 1890Huile sur toile, 47,5 x 57,5 cm© Droits réservés

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